数あるダイエットの中でも、食べないことで痩せることを目的としたファスティングダイエットがあります。ファスティングダイエットは、2日間の断食で構成されています。平日に食事を抜くことは制約が多く、日常生活と並行して行うことが難しいため、ほとんどのファスティングダイエットは金曜日の夕方から日曜日の日中まで行われます。ほとんどのファスティングダイエットは、8割がた同じようなプランで行われますが、具体的に何を食べるかには違いがあります。金曜日から始まるファスティングダイエットでは、夕食に6食分のメニューを摂取します。その後、昼食と夕食に透明なスープを摂取し、土曜日は水だけで一日を終えます。断食が終わった後は、いきなりボリュームのあるものを食べず、日曜日の朝はお粥を食べます。また、お粥や澄まし汁の代わりにプレーンヨーグルトと100%フルーツジュースを食べ、金曜日の夜から日曜日の昼まで他の食事をとらない断食ダイエットもあります。断食ダイエットのバリエーションとして、下剤を使用するものがあります。他にも断食ダイエットのプランはいくつかありますが、ダイエットの基本はひとつです。それは、水以外の食べ物らしいものはほとんど食べず、摂取カロリーをごく限られた量に制限して、体重を減らすというものです。
ファスティングダイエットは、厳しい食事制限に基づくダイエットなので、かなりの意志の強さが必要ですが、できないことはないでしょう。ある程度のモチベーションがあれば、きっとできるはずです。ただし、ファスティングダイエットも細心の注意が必要です。ファスティングで一定の体重減少を達成したら、その後の行動には注意が必要です。一度ファスティングダイエットに成功すると、その効果に感動してファスティングダイエットの期間を延長してしまう人が少なからずいます。確かに、ファスティングダイエットでダイエット効果が出たときの感動は計り知れないものがあります。しかし、もっともっと痩せたいからと、勝手にファスティングの期間を延長するのはNGです。体への影響を考えずに無計画に断食を長引かせると、拒食症になったり、命にかかわるような体調不良を起こしたりすることもあるのです。確かに、長期間の断食を行うダイエットはあり、金曜日から日曜日まで断食以上の食事を控えることもあります。しかし、自宅での断食は2日程度までとし、それ以上の断食は断食道場などの断食専門施設で行うようにしましょう。健康を考えるのであれば、いつまでも断食を続けるのはやめましょう。自分でファスティングダイエットを行う場合は、最初から週末のみに限定しましょう。